技術者ワーママ からだの修理日記

技術職のワーママです。初期乳がん見つかったりうつになったり。でも何とか生きてます。

再建手術当日(乳輪乳頭再建)~抜糸

今日はついに再建手術当日のお話になります。関連記事はこちら↓

 

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手術まで

前回の記事に書いた通り、色々ありましたが、ようやく乳輪乳頭再建手術の日程を決めて、無事手術当日となりました。

 

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当日の注意点

乳がんの手術と比べると制約はあまりなかったです。

・食事は朝食まで(午後からの手術の場合、午前中だと朝食抜きでしょうかね)

・コンタクトはNG、眼鏡は手術直前まで着用可能

・クリームなどは(胸に)あまり塗らないように

これくらい。化粧もゴテゴテにしてたら多分落とせって言われるかな、って感じです。

あと、実際の体験から気を付けた方がいいのは

・当日は前開きのブラがお勧め、できればゆとりのあるサイズのブラと服を着ていく(ガーゼとかたくさん当てて帰るのでモコモコします)

鼠径部からの皮膚移植をする場合は下着が汚れる場合があるので、汚れてもいいもので(使い捨てのショーツがいいかも)

 

手術の概要

私の場合は局所皮弁による乳頭再建+鼠径部からの皮膚移植での乳輪再建でした。

手術の流れは

① 健側の測定と位置・サイズ決め

② 乳頭の形成

③ 鼠径部からの皮膚の切除

④ ③の皮膚を②の乳頭の周囲に移植

という進め方になります。大体3時間程度見ておくといいと思います。

 

いざ手術

割とのんびり

 形成の受付に指定の時間に行くと、看護師さんが手術フロアまで案内してくれました。フロアの待合室のようなところで一度待ちました。待っている間に手術着に着替えます。どうやら、別の手術の都合か何かで時間通りに開始できない雰囲気です。優先順位の高い手術ではないので、仕方ないですね。ちなみに一度先生の都合で手術日を1週間変更していました(その結果本業が修羅場に)。連れてきた看護師さんも「大丈夫って言ってたんだけどね・・」と申し訳なさそう。大丈夫ですよ~、慣れてますよ~。多分先生方にアイツならちょっとくらい待っても大丈夫って思われてる気がするし。15分くらい待ったら手術担当の看護師さんが迎えに来てくれました。やっぱり手術室までは普通に徒歩で行きます。

  手術前には本人確認と手術内容の説明があります。本人確認の時に、同時に幾つかの確認項目があり、その中に「人工物が埋め込まれていないか」というものがありました。「ないでーす」と答えたところ、先生が胸を指さし「ここにあるよ、人工物」と言われ「??」となりました。形成の先生が手を加えたという意味で人工物ってこと?でもなんかニュアンス違わない?と思ったのですが、そこは特にポイントではなかったらしくそのまま進んだので黙っておりました。

 そのあと手術台に座って患部を見た時に形成の先生が「あっ、人工物じゃなかったね(汗)」とおっしゃっていたので多分インプラントと間違えられたようです。やっぱりそうだよね、よかった。

計測

乳頭と乳輪のサイズと位置を決めるために、健側の計測をします。多分一生のうちここまで人様に観察されることはないってくらい、色々測られます。乳がんの手術を受けて入院すると、胸は見られ慣れてくるのですが、このときは目のやり場にちょっと困りました(苦笑)。健側のサイズと位置に合わせて、乳輪乳頭の位置と大きさを決めて油性ペンで皮膚に直接描いていきます。終わったら写真を撮って、先生と患者で写真を見ながら位置の微調整をして最終決定です。この時同時に左右どちらの鼠径部の皮膚を移植するかを決めます。正直どっちでもいいよ、という話なのですが、先生に「じゃぁこっちはほくろがないから、こっち使おうか」と何となく左に決まりました。

局所麻酔

 まず手術台に仰向けになり、片側の足を横に倒した状態でクッションとタオルで固定します。この手術は局所麻酔なので、うっかので、り手足を動かさないように結構色々なところにタオルやらクッションやらを挟まれた記憶があります。体勢がイマイチわかりにくいのでロボットで表現してみました。こんな感じです。

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で、体勢が決まったところでシートで手術する場所以外を覆います。患者の顎の上にはバーがあり、目隠し用のシートをかけて見えないようにします。頭の上にはもう一本バーがあって、手術中は顔を同じシートで覆ってもらうことが出来ます。出したい人はそのままでもいいようです。私は周りが見えると気になりそうだったので、今回は覆ってもらいました。途中寝るかもしれないし(寝られなかったけど)。

 局所麻酔は鼠径部と再建した乳房に打ちます。それぞれ4-5本くらい?結構ありました。先生には「足は痛いかもしれないけど、胸の方は痛みは感じないかもね~」と言われましたが、めちゃくちゃ痛かったです。「いや。。。こっち(胸)の方がずっと痛いですよ~」と訴えたところ、「あれ、じゃぁ神経戻ってきてるんだねぇ・・・それは良かった・・あぁ、痛いのか、まぁ回復してるってことだね」と微妙な返事が返ってきました。乳房再建から期間を置きすぎるとこういうことが起きるようです。

手術

麻酔が効いてきたところで、乳頭の形成です。目隠しで見えないので何してたかは分かりませんが、切込みを入れて皮膚を剥がし、チクチク縫い合わせてる感じがありました。BGMが流れる中、淡々と先生が作業しています。時折看護師さんに「〇〇取ってくれる~?」と話す声が聞こえます。和やかな雰囲気でした。顔隠してるし、なんか邪魔になって仕上がりに支障があると困るので黙っていましたが、正直超ヒマでした。これなら顔出しておけばよかった。。余談ですが、途中で電話がかかってきたりして「ちょっと待っててね~」と軽く放置されてました。なんか息抜き的な手術なんでしょうか?いえ、全く不満ではないのですが。。

手術後

とまぁ緩い感じで手術が終わりました。「鼠径部の傷は保護用の接着剤を塗っておくので、トイレもシャワーも大丈夫ですよ。胸の方は抗生剤塗って保護フィルム貼っておきますね~」と言われて終了しました。何故かその体勢のまま抜糸のための次回予約日程を決めて、そのあとクッションを外してもらって起き上がりました。そのまま手術室から送り出され、手術フロア内の更衣室で服に着替えます。傷跡はガーゼなどで保護されているので詳しい様子は分かりません。痛みはそれほどありませんでした。

抜糸

手術後、1週間ちょっとしてから傷の様子を見てもらいに行きました。この時にはガーゼを交換して、一部だけ抜糸してもらいました。先生曰く、まだちょっと傷が開いているところがあるから、できるだけ濡らさないようにして抗生剤を塗って絆創膏で保護するように言われました。先生には「背中の皮って結構厚いから、乳頭も結構しっかりできてよかったよ。これならつぶれにくいかもね」と言われました。結局全部の抜糸が終わったのは1か月後くらいだったと思います。

 

乳頭保護

ちなみに、乳頭を再建した後にはつぶれないように保護する必要があります。授乳用の乳頭保護カバーが便利です。私はこのタイプとユニクロのブラトップを組み合わせて使っています。カップが柔らかい下着と組み合わせるとカバーの形が出てしまうので、下着の種類によっては半球状の形のものを使った方が服には響かないと思います。自分に合ったものを探してみてくださいね。 

 乳頭部分は白いままでしたが、ぱっと見はほとんど違和感がないくらいには仕上がりました。やっぱりあったらあったで「お帰り!」という気分になります。

 

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